مِنْ أَجْلِ ذَٰلِكَ كَتَبْنَا عَلَىٰ بَنِي إِسْرَائِيلَ أَنَّهُ مَن قَتَلَ نَفْسًا بِغَيْرِ نَفْسٍ أَوْ فَسَادٍ فِي الْأَرْضِ فَكَأَنَّمَا قَتَلَ النَّاسَ جَمِيعًا وَمَنْ أَحْيَاهَا فَكَأَنَّمَا أَحْيَا النَّاسَ جَمِيعًا ۚ وَلَقَدْ جَاءَتْهُمْ رُسُلُنَا بِالْبَيِّنَاتِ ثُمَّ إِنَّ كَثِيرًا مِّنْهُم بَعْدَ ذَٰلِكَ فِي الْأَرْضِ لَمُسْرِفُونَ ٣٢
🔤 Transliteration
min ajli zaalika katabnaa `alaa Banee Israaa`eela annahoo man qatala nnafsam bighairi nafsin aw fasaadin fil ardi faka annnamaa qatalan fil ardi faka annammaa qatalan naasa jamee`anw wa man ahyaahaa faka annamaaa ahyan naasa jamee`aa; wa laqad jaaa`at hum Rusulunaa bilbaiyinaati summa inna kaseeram minhum ba`da zaalika fil ardi lamusrifoon
📖 翻訳 (日本語意味)
📖 日本語意味
そのことのためにわれはイスラエルの子孫に対し,掟を定めた。人を殺した者,地上で悪を働いたという理由もなく人を殺す者は,全人類を殺したのと同じである。人の生命を救う者は,全人類の生命を救ったのと同じである(と定めた)。そしてわが使徒たちは,かれらに明証を(蒼?)した。だが,なおかれらの多くは,その後も地上において,非道な行いをしている。
🌐 Additional reference in 한국어
### 言葉の意味
مِنْ أَجْلِ ذَٰلِكَ : その(殺人の)ゆえに、原因として。كَتَبْنَا : われらが定めた、命じた。بِغَيْرِ نَفْسٍ : 正当な報復(キサース)による殺害なしに、つまり殺人に対する報復としてではない場合。فَسَادٍ فِي الْأَرْضِ : 地上における腐敗・破壊行為。具体的には、不信仰、姦通、道徳的退廃、治安紊乱(武装強盗やテロ行為)など、死刑に値する重大な罪。أَحْيَاهَا : それを生かした、つまり殺人を思いとどまり、その命を救った。لَمُسْرِفُونَ : 度を越えた者たち、境界を踏み越える者たち。### 解説
このアーヤは、預言者アーダムの息子カービール(カイン)が弟ハービール(アベル)を殺したという、人類史上初の殺人事件に言及した後に下されたものです。アッラーはこの悲劇的な出来事を教訓として、イスラエルの子孫(ユダヤ教徒)に対して、明確な掟を定められました。
その掟とは、正当な理由なくして一人の人間の命を奪うことは、あたかも全人類を殺したに等しいというものです。ここでの「正当な理由」とは、①殺人に対する報復(キサース)としての死刑執行、②地上における大規模な腐敗・破壊行為(例:武装蜂起、治安紊乱、大規模な背徳行為)に対する刑罰としての死刑執行、の二つに限定されます。つまり、私的な復讐や些細な理由での殺人は、いかなる場合も許されないのです。
逆に、殺そうとした行為を思いとどまり、あるいは他者の命を救うために尽力した者は、あたかも全人類を生かしたのと同じほどの大きな善行を成し遂げたことになります。これは、一人の命の尊厳が全人類の命の尊厳と同等であるという、イスラームの生命観の核心を示しています。
さらにアッラーは、この掟を伝えるために多くの使徒たちをイスラエルの子孫のもとに、明瞭な証拠と奇跡を携えて遣わしたことを述べます。しかし、彼らの多くはその後も地上で度を越え、殺人や罪を犯し続けたと非難しています。このことは、単に歴史的事実の報告ではなく、信仰者への深い戒めを含んでいます。
### このアーヤから得られる教訓と導き
生命の尊厳の普遍性 :イスラームは、信者・非信者を問わず、すべての人間の命を神聖なものと見なします。一人の無実の人の殺害は、全人類の殺害に等しいという教えは、生命の価値が計り知れないほど高いことを示しています。社会の安全と平和の重視 :この教えは、個人の安全だけでなく、社会全体の平和と安定を守ることの重要性を強調しています。無実の人の血を流すことは、社会の基盤そのものを破壊する行為なのです。命を救うことの尊さ :殺人を防ぎ、命を救う行為は、全人類を救ったに等しいとされることは、医療従事者、救急隊員、あるいは日常生活で他者の命を守るために尽力するすべての人々への大きな励ましとなります。イスラーム法の目的の明確化 :イスラームにおける死刑制度は、決して生命を軽視するものではなく、むしろ生命を最大限に保護するための最終手段であることが理解できます。報復刑(キサース)は、被害者の権利を守り、さらなる殺人を抑止するための制度です。預言者たちの使命の継続性 :アッラーは一貫して人類に使徒を遣わし、正しい道を示し続けてこられました。このことは、アッラーの慈悲と導きが、特定の民族や時代に限定されないことを示しています。信仰者への戒め :知識や啓示が与えられた後でも、人間は欲望に負けて罪を犯す可能性があります。このアーヤは、信仰者に対して、知識と行動の一致、そして常にアッラーの掟を守ることの重要性を強く訴えかけています。このアーヤは、イスラームの生命観と社会観の根幹を示すものであり、今日の世界においても、暴力と殺戮が蔓延する中で、人類への普遍的なメッセージとして輝き続けています。一人の命を大切にすることが、結局は全人類を大切にすることへとつながるのです。
مِنۡ أَجۡلِ ذَٰلِكَ كَتَبۡنَا عَلَىٰ بَنِيٓ إِسۡرَٰٓءِيلَ أَنَّهُۥ مَن قَتَلَ نَفۡسَۢا بِغَيۡرِ نَفۡسٍ أَوۡ فَسَادٍ فِي ٱلۡأَرۡضِ فَكَأَنَّمَا قَتَلَ ٱلنَّاسَ جَمِيعًا وَمَنۡ أَحۡيَاهَا فَكَأَنَّمَآ أَحۡيَا ٱلنَّاسَ جَمِيعًاۚ وَلَقَدۡ جَآءَتۡهُمۡ رُسُلُنَا بِٱلۡبَيِّنَٰتِ ثُمَّ إِنَّ كَثِيرًا مِّنۡهُم بَعۡدَ ذَٰلِكَ فِي ٱلۡأَرۡضِ لَمُسۡرِفُونَ ٣٢
そのことのためにわれはイスラエルの子孫に対し,掟を定めた。人を殺した者,地上で悪を働いたという理由もなく人を殺す者は,全人類を殺したのと同じである。人の生命を救う者は,全人類の生命を救ったのと同じである(と定めた)。そしてわが使徒たちは,かれらに明証を(蒼?)した。だが,なおかれらの多くは,その後も地上において,非道な行いをしている。
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📜 節 30-34 — スーラ アル・マーイダ
30 فَطَوَّعَتْ لَهُ نَفْسُهُ قَتْلَ أَخِيهِ فَقَتَلَهُ فَأَصْبَحَ مِنَ الْخَاسِرِينَ
しかしかれの(利己的な)心は,その弟を殺すのを望ましいこととし,遂にかれを殺害(人類最古の殺人者と)して,失敗者の1人となった。
31 فَبَعَثَ اللَّهُ غُرَابًا يَبْحَثُ فِي الْأَرْضِ لِيُرِيَهُ كَيْفَ يُوَارِي سَوْءَةَ أَخِيهِ ۚ قَالَ يَا وَيْلَتَا أَعَجَزْتُ أَنْ أَكُونَ مِثْلَ هَٰذَا الْغُرَابِ فَأُوَارِيَ سَوْءَةَ أَخِي ۖ فَأَصْبَحَ مِنَ النَّادِمِينَ
その時アッラーは,1羽の大カラスを遺わして地を掘らせ,その弟の死体を,如何に覆うべきかをかれに示された。かれは言った。「ああ情けない兄弟の死体を葬るのに,わたしはこのカラス程のことさえ出来ないのか。」こうしてかれは後悔する者の1人となった。
32 مِنْ أَجْلِ ذَٰلِكَ كَتَبْنَا عَلَىٰ بَنِي إِسْرَائِيلَ أَنَّهُ مَن قَتَلَ نَفْسًا بِغَيْرِ نَفْسٍ أَوْ فَسَادٍ فِي الْأَرْضِ فَكَأَنَّمَا قَتَلَ النَّاسَ جَمِيعًا وَمَنْ أَحْيَاهَا فَكَأَنَّمَا أَحْيَا النَّاسَ جَمِيعًا ۚ وَلَقَدْ جَاءَتْهُمْ رُسُلُنَا بِالْبَيِّنَاتِ ثُمَّ إِنَّ كَثِيرًا مِّنْهُم بَعْدَ ذَٰلِكَ فِي الْأَرْضِ لَمُسْرِفُونَ
そのことのためにわれはイスラエルの子孫に対し,掟を定めた。人を殺した者,地上で悪を働いたという理由もなく人を殺す者は,全人類を殺したのと同じである。人の生命を救う者は,全人類の生命を救ったのと同じである(と定めた)。そしてわが使徒たちは,かれらに明証を(蒼?)した。だが,なおかれらの多くは,その後も地上において,非道な行いをしている。
33 إِنَّمَا جَزَاءُ الَّذِينَ يُحَارِبُونَ اللَّهَ وَرَسُولَهُ وَيَسْعَوْنَ فِي الْأَرْضِ فَسَادًا أَن يُقَتَّلُوا أَوْ يُصَلَّبُوا أَوْ تُقَطَّعَ أَيْدِيهِمْ وَأَرْجُلُهُم مِّنْ خِلَافٍ أَوْ يُنفَوْا مِنَ الْأَرْضِ ۚ ذَٰلِكَ لَهُمْ خِزْيٌ فِي الدُّنْيَا ۖ وَلَهُمْ فِي الْآخِرَةِ عَذَابٌ عَظِيمٌ
アッラーとその使徒に対して戦い,または地上を攪乱して歩く者の応報は,殺されるか,または十字架につけられるか,あるいは手足を互い違いに切断されるか,または国土から追放される外はない。これらはかれらにとっては現世での屈辱であり,更に来世において厳しい懲罰がある。
34 إِلَّا الَّذِينَ تَابُوا مِن قَبْلِ أَن تَقْدِرُوا عَلَيْهِمْ ۖ فَاعْلَمُوا أَنَّ اللَّهَ غَفُورٌ رَّحِيمٌ
だがあなたがたがとり抑える前に,自ら悔悟した者は別である。アッラーは寛容にして慈悲深くあられることを知れ。
翻訳 — アル・マーイダ 32 スーラ アル・マーイダ 節 32 - 読む, 聴く, 翻訳, 日本語 : そのことのためにわれはイスラエルの子孫に対し,掟を定めた。人を殺した者,地上で悪を働いたという理由もなく人を殺す者は,全人類を殺したのと同じである。人の生命を救う者は,全人類の生命を救ったのと同じである(と定めた)。そしてわが使徒たちは,かれらに明証を(蒼?)した。だが,なおかれらの多くは,その後も地上において,非道な行いをしている。
スーラ 節 32/120 — スーラ アル・マーイダ المائدة (Medinan). 読む 聴く 翻訳 (日本語). 聴く: スーラ アル・マーイダ 聴く, スーラ アル・マーイダ 翻訳, スーラ アル・マーイダ mp3, スーラ アル・マーイダ pdf. 節 30–34. 日本語意味: 한국어.