翻訳 — Tafsir
語句の解説:
- بِضْعِ سِنِينَ:「数年の間」という意味で、イスラームの慣用では3年以上10年未満の期間を指します。
- لِلَّهِ الْأَمْرُ مِن قَبْلُ وَمِن بَعْدُ:「全ての物事の決定権は、前も後もアッラーに属する」という意味です。つまり、勝利も敗北も全てアッラーの御意志によるものです。
- يَوْمَئِذٍ:「その日」、すなわちローマ人がペルシャ人に勝利する日のことです。
総合的解釈:
この聖句は、ローマ帝国とペルシャ帝国の間の戦争の結果について言及しています。預言者ムハンマド(彼の上にアッラーの祝福と平安あれ)の時代、ペルシャ人はローマ人を打ち破り、シリア地方の最も近い地まで支配を広げました。この知らせはイスラーム教徒にとって辛いものでした。なぜなら、ローマ人は啓典の民(キリスト教徒)であり、ペルシャ人は偶像崇拝者だったからです。一方、ペルシャ人の勝利は多神教徒たちを喜ばせました。
そこでアッラーは、ローマ人がペルシャ人に打ち勝つであろうことを預言者に啓示されました。その勝利は、3年以上10年未満の期間のうちに実現するというのです。実際に、この預言から約7年後、ローマ人はペルシャ人に勝利し、この聖句の預言が文字通り成就しました。
「全ての物事の決定権は、前も後もアッラーに属する」という表現は、戦いの結果がどうであれ、それは全てアッラーの御意志と定めによるものであることを強調しています。そして、ローマ人が勝利するその日には、信仰者たちが喜ぶであろうと述べられています。それは、啓典の民であるローマ人の勝利が、イスラーム教徒にとって喜ばしい出来事だったからです。
この聖句から得られる教訓と恵み:
- アッラーの約束は必ず実現するという確信。この聖句は、預言者ムハンマドが語った未来の出来事が、その通りに起こったという歴史的証拠を示しています。これは信仰者にとって、クルアーンの真実性を確信させる大きな根拠となります。
- 全ての物事はアッラーの御手の中にあり、人間の計画や計算を超えて、アッラーが望まれる通りに物事は進むという教訓。信仰者は、どのような状況にあってもアッラーに信頼し、希望を持ち続けるべきです。
- 信仰者同士の連帯感と喜びの共有。信仰者たちは、自分たちの直接の勝利だけでなく、善の側に立つ人々の成功をも喜ぶべきであり、この聖句はその美しい精神を教えています。
- 逆境の中でも希望を持ち続けることの大切さ。ローマ人が敗北した時、信仰者たちは悲しみましたが、アッラーは彼らに将来の勝利の知らせを与え、忍耐と希望を教えられました。これは、どんな困難な状況でもアッラーの救済を信じて忍耐する信仰者の姿を示しています。
📜 節 2-6 — スーラ アル・ルーム
翻訳 — アル・ルーム 4
スーラ アル・ルーム 節 4 - 読む, 聴く, 翻訳, 日本語 : 数年の中に(勝利を得よう)。前の場合も後の場合も,凡てはアッラーに属する。その日,ムスリムたちは喜ぶであろう。スーラ 節 4/60 — スーラ アル・ルーム الروم (Meccan). 読む 聴く 翻訳 (日本語). 聴く: スーラ アル・ルーム 聴く, スーラ アル・ルーム 翻訳, スーラ アル・ルーム mp3, スーラ アル・ルーム pdf. 節 2–6. 日本語意味: 한국어.
クルアーン
Monday, September 7, 2026
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