翻訳 — Tafsir
語句の意味
- الْقَصَصُ الْحَقُّ:「真実の物語・確かな報道」のこと。ここではイーサー(イエス)に関する話を指す。
- الْعَزِيزُ:「偉力ならざるものなし」の意で、全てに打ち勝つ全能の主。
- الْحَكِيمُ:「英知深きお方」の意で、すべての物事を最善の形で配慮し、計画される方。
解釈
この節は、イーサー(平安あれ)に関する先の物語の結びとして下されたものです。ここでアッラーは、先ほど語られたイーサーの誕生やその奇跡、彼に関する真実の報道こそが、疑いの余地のない「真実の物語」であると断言されています。つまり、キリスト教徒やユダヤ教徒たちがイーサーについて語る様々な主張(神の子とする説や、十字架にかけられたとする説など)はすべて虚偽であり、真実はアッラーが啓示されたものだけである、ということです。
続けて、「アッラーの他に崇拝に値する神は存在しない」と宣言されます。これは、イーサーやその母マルヤムを神格化する誤った信仰を退け、唯一の神への純粋な信仰へと招く言葉です。そして最後に、アッラーは「偉力ならざるものなし(アズィーズ)」であり「英知深きお方(ハキーム)」であると述べられます。すなわち、アッラーはその力において完全無欠であり、その全ての創造と命令、配慮において完全な英知をもっておられる、という意味です。
この節から得られる教訓と導き
- 真理はアッラーの啓示の中にのみあり、人間の憶測や作り話に真実の根拠はないことを教えられます。私たちは宗教的な事柄について、確かな知識(啓示)に従うべきです。
- イーサー(イエス)はアッラーの使徒であり、崇拝の対象ではなく、アッラーの偉大な力の証拠の一つであることを理解させられます。これにより、イスラームの「タウヒード(唯一神信仰)」の純粋さが明確になります。
- アッラーの「力(アズィーズ)」と「英知(ハキーム)」を同時に信じることは、私たちに安心と信頼を与えます。なぜなら、全能の主が無意味なことをなさるはずがなく、私たちに起こるすべてのことには必ず知恵と意味があると確信できるからです。この信仰は、困難な時にも希望を失わず、忍耐強く生きる力を与えてくれます。
📜 節 60-64 — スーラ アーリ・イムラーン
翻訳 — アーリ・イムラーン 62
スーラ アーリ・イムラーン 節 62 - 読む, 聴く, 翻訳, 日本語 : 誠にこれは,真実な物語である。アッラーの外に神はない。本当にアッラーは偉力ならびなく英明であられる。スーラ 節 62/200 — スーラ アーリ・イムラーン آل عمران (Medinan). 読む 聴く 翻訳 (日本語). 聴く: スーラ アーリ・イムラーン 聴く, スーラ アーリ・イムラーン 翻訳, スーラ アーリ・イムラーン mp3, スーラ アーリ・イムラーン pdf. 節 60–64. 日本語意味: 한국어.
クルアーン
Monday, September 7, 2026
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