アッ・サーファート · 163/182
翻訳 ローマ字 — スーラ アッ・サーファート
إِلَّا مَنْ هُوَ صَالِ الْجَحِيمِ ۝١٦٣
Illaa man huwa saalil jaheem
📖 日本語意味
燃え盛る火で,焼かれる者は別にして。

🎧 聴く
📜

翻訳 — Tafsir

### 語句の説明

  • 「صَالِ الْجَحِيمِ」: 「地獄に入る者」という意味です。「صَالٍ」は「入る・到達する」という意味の動詞から派生した能動分詞で、「الْجَحِيمِ」は「烈火の地獄」を指します。ここでは、アッラーがその運命を定めた者を指します。

### 解釈

(アッ・サーファート章163節)

この節は、前の節(162節)で「あなたがた(多神教徒)は、誰もアッラーの道から迷わせることはできない」と述べられたことに対する補足です。つまり、アッラーはこう言われます。「あなたがた多神教徒と、あなたがたがアッラーを差し置いて崇拝している偶像たちは、誰かを迷わせる力を持ってはいません。ただ、アッラーがすでにその運命を定められた者だけが、あなたがたの誘惑に乗って迷い、最終的に地獄の業火に入ることになるのです。」

これは、迷いと導きのすべてがアッラーの御手にあることを明確に示しています。アッラーは、その永遠の知識と英知によって、誰が信仰に入り、誰が不信仰のまま地獄に入るかをあらかじめ定めておられます。しかし、それは人間の自由意志を否定するものではなく、人間は自らの選択に責任を持つ一方で、その選択の結果はアッラーの定めに委ねられています。

この節は、多神教徒や偶像崇拝者に対して、「あなたがたの力は限られており、アッラーの定めに逆らうことはできない」という警告を発しています。また、信仰者に対しては、「迷いから守られるのはアッラーの保護によるものであり、決して自分自身の力ではない」という謙虚さを教えています。

### この節から得られる教訓と導き

  1. アッラーの全能性への確信:迷いも導きも、すべてはアッラーの御手にあります。このことを深く信じることで、私たちは自分自身の力に頼るのではなく、アッラーにのみ頼る心を育むことができます。
  2. 誘惑に対する警戒心:悪魔や悪人、偶像などがどれほど誘惑しようとも、アッラーが守ってくださる限り、私たちは迷うことはありません。この節は、信仰者が誘惑に直面したとき、アッラーへの信頼を強める励ましとなります。
  3. 自由意志と責任のバランス:アッラーの定めがある一方で、人間には選択の自由があります。この節は、私たちが自分の行動に責任を持ち、正しい道を選ぶ努力を怠らないように促しています。
  4. 謙虚さの育成:自分が正しい道にいるのは、自分の功績ではなく、アッラーの恩寵によるものだと認識することで、私たちは高慢になることなく、常に感謝の心を持ち続けることができます。
  5. 地獄への畏れと天国への希望:この節は、地獄の現実を思い起こさせ、私たちが罪を避け、悔い改め、善行に励む動機を与えます。同時に、アッラーの慈悲を信じ、天国を望む希望を持たせてくれます。

このように、この節は私たちに、アッラーの絶対的な力と英知を認識させ、信仰の深化と実践的な生活の改善へと導いてくれるのです。



📜 節 161-165 — スーラ アッ・サーファート

161فَإِنَّكُمْ وَمَا تَعْبُدُونَ
だがあなたがたにしても,あなたがたが崇拝するものでも,
162مَا أَنتُمْ عَلَيْهِ بِفَاتِنِينَ
かれに反抗して(信者たちを)誘惑することが出来ようか。
163إِلَّا مَنْ هُوَ صَالِ الْجَحِيمِ
燃え盛る火で,焼かれる者は別にして。
164وَمَا مِنَّا إِلَّا لَهُ مَقَامٌ مَّعْلُومٌ
(整列している者たちが言う。)「わたしたちは各々定めの部署を持っています。
165وَإِنَّا لَنَحْنُ الصَّافُّونَ
わたしたちは(奉仕のため)整列して,
アッ・サーファートクルアーン目次
182
MeccanRevelation
163

翻訳 — アッ・サーファート 163

スーラ アッ・サーファート 節 163 - 読む, 聴く, 翻訳, 日本語 : 燃え盛る火で,焼かれる者は別にして。

スーラ 節 163/182 — スーラ アッ・サーファート الصافات (Meccan). 読む 聴く 翻訳 (日本語). 聴く: スーラ アッ・サーファート 聴く, スーラ アッ・サーファート 翻訳, スーラ アッ・サーファート mp3, スーラ アッ・サーファート pdf. 節 161–165. 日本語意味: 한국어.




クルアーン


Monday, September 7, 2026

Don't forget us in your sincere prayers